4月15日 甲佐さんとテスト・バルサクランク・定点シェイク・ホバリング

先月末からトーナメントシーズンに入った甲佐さん、行けるときに行き、獲れるときに獲って釣り勘を衰えさせないことが不可欠であるのと、私も釣れるときに釣って、お願いしたい実験を手伝ってもらったりで、毎年この時期と秋に集中して同行しています。

 

そんなわけで、天候が少々アレでも釣りますし、短時間勝負せざるを得ない日などは半日ぐらいクルマの中で待っていたりもします。

 

で、昨日も当然行ってきましたが、一昨日からかなりの雨が降ったあと、一晩中吹きまくった風のおかげで見た目はクランク向きな水の色なのに、精神を削られるようなテストになりました(笑)

 

毎度、結果が芳しくない時は先に白状しておりますが、今回も私は2バラシでノーフィッシュ、甲佐さん1匹という結果ですが、数字に出ていない部分が今回のネタですのでまあ読んでみてください。

 

朝イチ、もうそろそろこの時期に釣れる良型を釣りきった感のある第2実験場へ。

 

時間的に早すぎたのかもしれませんが、今まで必ず何らかの反応を見せたストレッチも完全に反応なし。

 

どこまで行っても反応が無いので、逆転の発想で以前から『見た目は良いのに全然釣れないエリア』と呼んでいるストレッチで出るかもしれないと、殊更丁寧にCATHERINE75HT-DRのホバリングを続けていると『そうそう、こういうところ』という閉塞感が漂うスポットで40前半クラスが食ってきました。

 

ところが、掛けた感触も巻いたときの感触もおかしい、『えっ?』と思ってドラグを確認して再度バスに視線を移した時にフックアウト。

 

2人でかなり細かく調べましたが、これは釣れるにしても夕方かな、と別の池に移動です。

 

次は第一実験場です。

 

ここも水の色はいい感じです。

 

シャローと隣接している壁など、前回良かったところを中心に見ながら流して行きましたが、全然出てきません(笑)

 

奥のシャローはどうだろうか? と進んで、私は岸際のカバーを、甲佐さんは一段下のメスをと、自然に前回と同じ分担でチェック。

 

大きなレイダウンの中を試作品NL55MR(クローフィッシュ)で刻んでいた甲佐さんが「キタ!」と。

 

込み入ったレイダウンの中で枝を乗り越えた瞬間に食ってきた44㎝です。

 

腹がへこんでいるので、ネストのオスかと心配しましたが、どう見てもそこには無いので終わったオスなのではないかと。

 

甲佐さんから『元々クランクやスピナーベイトは好きでよく使ってたけど、再会してクランクを使わせてもらうようになってからこの何年かでもうどれだけ釣ったかわからんわ(笑)』と。

 

タイプはそれぞれ違いますが、直接その釣りを目にする機会のあった人の中でも巻きモノを扱う動作を綺麗だなと思った人からのこの言葉はとても嬉しいものでした。

 

これでひと安心ですが、私がどうにも状況に合っていない気がします(笑)

 

ここもかなり丁寧に釣りましたが、やはり先が続かないのとローライトで風が冷たいのとで体が冷え切ってしまったので、温かいものを食べて移動しようとなりました。

 

移動した先は古くから知られた地元のメジャー野池です。

 

午前中は居たでしょうが誰も居らず、これで気兼ねなく釣れると喜んでいましたが、ここも反応が全然ないわけです。

 

おそらく一昨日の雨が降る前の水温が19℃近い状態から平均16.5℃まで落ちているので、真夏でもなけば活性が上がるわけがありません(笑)

 

そしてこの池でも試作品SB63MRのホバリングで40前半クラスをバラシ。

 

この後も2人とも反応なしで終了、となんとも冴えないかんじではありましたが、討ち死に上等で押し通した結果、得られたものはかなりのものでした。

 

最近、特に今回は悪化したコンディションの中でCATHERINE75HTと試作品SB63MRを一つの使い方で押し通したわけですが、前回気が付いた『ここで出そう』という場所での障害物の配置・水深・シェードの共通点が更に細かく見えたかんじです。

 

それともう一つ、バスがホバリング中のクランクを発見して接近してからのバイト率です。

 

カバーの中で見切って出てこないバスも当然居ると思いますが、姿を見せたバスに関して、バイト率は今のところ100%です。

 

胡散臭い数字ですが、着水からフッキングまで見えているので、食いそうなのに直前に見切ったという個体が居ないのは間違いありません。

 

確率の話は置いておいて、これは上に反応するバスを強く引き付ける方法ですが、任意の水深でできたらクランクで釣れるコンディションが相当広がるでしょうし、それこそ今まで振り向かせることすらできなかったバスを食わせることができるようになるでしょう。

 

それで今思うのがウィードの生えそろった琵琶湖でコレをやったらどうなるのかな、と。

 

水深3mとかで自由自在に繰り出せたら面白そうだな、と。

 

でも、ウィードが無かったら遠くから走らせればいいから無い方がいいのか?とか。

 

テクニックのコンビネーションとそれに対応できるクランク、いいですねえ。

 

そういうの、大好きです。

 

 

 

そういえばかなり昔、カバーの隣でシャッドの定点シェイクとかやってたんですね。

 

スピニングタックルは冬になっても人から言われるまで持っているのを思い出さないので、そういった使い方をしていたのもすっかり忘れてました。

 

他にもこういうのが出てくるかもしれません(笑)

 

それでは皆さん良い釣りを (o^-')b

 

 

 

 

 

 


I工房

野池から琵琶湖、トーナメントで使える高性能なクランクベイトを目指して作っています。 ここでいつでも在庫を見られるようにと思い、HPを作りました。 バルサ製のハンドメイドクランクというと敷居が高く感じるかもしれませんが、ぜひ一度試していただきたいと思います。

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