4月10日 単独テスト釣行

今年は例年と違って、巻いても反応がほとんど無く、クランクらしからぬ使い方をしないと食ってくれないのですが、その使い方がどれぐらい効果があるのか、もう少し知っておきたいということで朝からテストに行ってきました。

 

先日買い足したSS SV103H、夜のうちにスプールベアリング脱脂、低粘度オイルを注してハンドルを90㎜カーボンクランクハンドルに変更と同時にベアリング追加、ラインの太さを2台で変えるので間違えないように余っていた初期型STEEZのフロントガードに換装して『なんちゃってSTEEZ』に変身です(笑)

 

これでいつもの自分用クランキングリールになりました。

 

そしていざフィールドへ。

最初に行った池は小規模で完全な皿池、短くなったウィードが池全体にみっしりと残っている状態です。

 

そろそろ出てくれそうな雰囲気ですが、水温は14.4℃、これはひょとしたらウィードの根に着いて昼を過ぎるまで出てこんかもしれんなあ、と思っていたら案の定(笑)。

 

ウィードトップに浮いてる可能性だけをたよりに、ジャストな潜行深度の試作品HP502MRを全面で巻いてみても微かに『トン』とか『コンッ』と来るだけなので第一実験場へ移動。

 

さて、ここからが今回の実験の本番、ということで試作品CATHERINE100HT-DRを一気に2.5mまで落ちている壁際にあるカバーギリギリに投げていきます。

 

ハンドル1回転のあと、トゥイッチ開始。

 

出るならここ、というシャローからのブレイクと隣接する位置で下から湧いてきました。

 

 43㎝、この方法だとバイトがゆっくりなので、バイトシーンをしっかり見ていないとフッキングのタイミングを逃して抜けたり、掛かりが浅くバラしたりするので要注意です。

 

写真では角度の所為でやや細く見えますが、そこそこ太い個体でした。

 

このあとすぐ、近くのオーバーハングの最奥に100HT-DRをねじ込んで、同じ方法でアクションを付け始めてすぐにおそらく40ジャストほどのバスが食ってきました。

 

しかし、吸い込み切れてないようでキッチリ掛かっておらず、寄せ始めた瞬間にフックアウト。

 

このウエイト、フックサイズでは少し小さいバスではこういうこともあるな、とすぐに次のバスを探して移動です。

 

ここからクランクをその場に合いそうなものでローテーションし始めましたが、奥のシャローエリアはテリトリーを作り始めたオスばっかりだったので、そっとしておこうと残りを軽く流して池を移動です。

 

次は先日52㎝が出た池です。

 

今回は一人で小型のゴムボートなので、2人乗船のアルミでは入れられない角度を全部潰せます。

 

風が出始めたので少々やりにくいですが、パドリングを最小限に、引き抵抗のあるCATHERINE75HT-DRなどを沖に投げてはボートの進路を調整しながらいきなり核心部になるストレッチへ。

 

連日叩きのめされている池なので、もう50オーバーは残ってないかもしれませんが(笑)、朝の43㎝をヒントに立てた仮説を実証すべくCATHERINE75SL-DR(PMギルDT)で検証スタートです。

 

ここは出ない・・・ここも・・・出ない、と、投げる前に予想をぶつぶつと呟きながら進むことしばし。

 

ディープ隣接のシャロー、オーバーハングと浮遊カバーできっちりガードされた濃いシェード、出るならここやろ、とカバーの最奥に入れて同じ手順で、細心の注意を払いつつCATHERINE75SL-DRにアクションを加えていきます。

 

50㎝ほど進んだところで後ろの浮遊カバーから出てきました。

 

おおー太いなーと思いながら更に集中、バスの白い腹が見え、重い手応えが来ました。

 

周囲に知られないように一瞬でネットイン。

 

50ジャストぐらいありそうな太いメスです。

 

48.5㎝、余裕の2.5㎏クラスです。

 

目測を大きめに見誤ることって滅多にないんですが、太さの所為で間違えました(笑)

 

予想も当たっていていいかんじです。 

 

そこから池を半周、反応薄いなあと思い始めたころに昔ジャバロンやテキサスでよく釣れたポイントへ・

 

ロッドとルアーを変更、CATHERINE75HT-DR(黒金#2)をオーバーハングの奥に入れてアクション開始。

 

すぐに横のシェードからこれまた太いのが出てきました。

 

やはりゆっくりと75HT-DRを食い、反転。

 

しっかりフッキングしましたが、ちょっと危ういかんじなので急いでネットに入れてみるとやはり先ほどと同じぐらいのバス。

 

もう騙されん、と測るとやはり48㎝の太いメスでした。

 

実にイイ感じに仮説が実証されていきました。

 

地形、深さ、シェードの条件とそこに合うサイズのクランク、表現すべきアクションが揃うとかなりの確率で食ってきてるんじゃないかと思います。

 

傍から見てるととてもクランクを使っているようには見えないですが、クランクしかないので、有るもので精いっぱい工夫です。 

 

数回前の釣行時、FL62で釣った1匹をヒントによくこんなところまで、というかんじです。

 

クランクのサイズを間違えたり、アクションを少しでも失敗するともうダメで、フォローも効かない方法ですが、少なくともかなりのレベルで合っている釣り方なんだと思います。

 

ひょっとすると水温の上がりすぎた真夏なんかにも有効かもしれません。

 

こういう自分でたどり着く、というのは実釣でもルアー作りでも実にイイかんじです。

 

どんどん普通のクランキングとかけ離れていく部分もあるかもしれませんが、理に適っていれば良いのです。

 

それでは皆さん良い釣りを(o^-')b

 

 


I工房

野池から琵琶湖、トーナメントで使える高性能なクランクベイトを目指して作っています。 ここでいつでも在庫を見られるようにと思い、HPを作りました。 バルサ製のハンドメイドクランクというと敷居が高く感じるかもしれませんが、ぜひ一度試していただきたいと思います。

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