試作カラー スプラッターズ
ほとんど寝ていないのにキンキンに冷えた布団が嫌で、すぐに作業部屋に逃げ込むという実に体によろしくない生活サイクルから脱出できそうです。
またしばらくすると寒波が来るとは思いますが、次は就寝時に暖房器具を使うことにします(笑)
さて本題です。
作業中にふと思い立ち、カラーリング前の試作ブランクスを眺めることしばし。
最近凝りまくっているスパッタリング(スプラッター塗装)ですが、まだまだ塗りたかったカラーや実験したかったことがあり、元のカラーリングとの比較や、ベースカラーの違いでどんな反応があるのかをスパッタリングを主役にしつつ検証したくなりました。
CATHERINEシリーズのイメージカラーとも言うべき南湖シークレットを弄ってみました。
元々の南湖シークレットはこちら。
琵琶湖ではここ最近見直され始めた、白ベースのボディに背中が青で腹が赤という極めてシンプルな配色ですが、琵琶湖でお使いいただいているお客様から『極端にクリアとかマッディでなければ季節・時間を問わずに釣れる』『カラーローテーションした結果、明らかにこれを狙っている時が多々ある』『何か特殊な塗料を使っているのか?』等々、非常に良い評価をいただいているカラーです。
私自身もCATHERINE75HTを販売する前に琵琶湖で違うカラーのものと比較しましたが、全く同意見で、最初の試作品にこれを塗って1個だけでテストをしていた時期に「琵琶湖だしこのぐらいは釣れるよな」などと思っていたのを「それは違う。釣果にウソが無いならクランク1個でそんな釣れ方はよほど良い日でもなければ考えられない。それがずっと続いてるのならなおさら。」と言われ、急いで2色追加して検証してみたら言われた通りの結果でした。
その当時から現在まで、琵琶湖でテストをするときにも必ず持って行くカラーで、ローテーションの中心でもあります。
そういったカラーですのでこれを弄るのは『不幸な未来しか見えない』となりそうなものですが、ベースを変えずにもう少しだけ目を引く要素が欲しいと感じたこともあったので、この機会に試作品でやってみようとなったわけです。
追加したのはエラとドット、そして輝度の高いシルバーのマーブル塗装です。
これなら背中をスパッタリングにしなくてもいいのではないか、という気もしますが、欲しかった要素は背中のブルーの幅です。
注)販売モデルの南湖シークレットは、幅広のブルーと遜色ない釣果を得られて、綺麗に見える幅にしてあります。
通常の塗り方で幅を広げると非常に不細工になってしまって、どれだけ釣れると言われても触る気も起きないのですが、スパッタリングならこの問題を解決するのに好都合というわけです。
そこにシルバーの反射がほんのりと混じることで、方向性は同じですが今まで振り向かなかったバスを引っ張れるだろうという目算です。
これはテストの結果が実に楽しみです(笑)
●スプラッターバック
これはアメリカのクランクでは超定番のカラーで、どこのメーカーでもラインナップに入れてあります。
全体にホロラメを振ってあるものは白黒の強いコントラストと相まってマッディウォーターでの実績が高いカラーです。
今回はホロラメ無しで仕上げて、素の実力を見てみることにしたいと思います。
背中の黒が染料系なので微妙に弱い気もしますが、その辺は後でどうにでもできるのでこのままで(笑)
ベースはただの白にしか見えませんが、パールホワイトです。
そしてこれの対になる検証用カラーは
●マスタード・スプラッター
これは白黒のものよりもコントラストを抑えてナチュラルな印象になります。
個人的には白黒のシャープなカッコよさも捨てがたいのですが、あのどこか無機質なかんじが全面的には受け入れられないので、こういう物も自分には必要なんだと(笑)
塗り終わってからふと思ったのですが、スパッタリングという技法を使うとなんというか生命感が出てきますね。
生物の模様は結構あやふやだったりしますので、コントロールの効きにくいこの技法はそういった表現にぴったりだと思います。
早く実験したいところですが、しばらくは家から出られそうにないのでじっとがまんです(笑)
それでは皆さん良い釣りを(o^-')b
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