試作カラー 続き

今回は昨日の記事の続きになります。

 

試作カラーがあと2つあるので、それも紹介したいと思います。

 

●スカンク・スプラッター

これは試作カラーというよりも実験用カラーと言った方が良いかもしれません。

 

黒ベースのカラー群の中に『スカンク』という写真のものと配色は同じで、背中を普通に吹いたものがあります。

 

エラやドットは入っていないことが多く、極めてシンプルですが、「なんか釣れそう」と思わせるカラーです。

 

それをシルバーのエラとドットを追加して背中をスパッタリングにしたものですが、こうすればカッコよくならないか?というのと反射を抑えたカラーでの反応を見てみたいという理由でこんな風になりました。

 

クローム系のカラーがカラーチャートに無いのになぜ反射という言葉が出てくるのかということですが、私が良く使うスケールパターンのシルバー以外に蛍光塗料による紫外線の反射(反応)があるからです。

 

私のカラーには必ずと言ってよいほど蛍光塗料を使っているので、蛍光色や紫外線に反応する塗料を使わないカラーでバスの反応を見てみたくなりました。

 

これはカラーチャート内にあるブリームがスタート地点です。

ブリームはテールエンドに蛍光オレンジのスポット以外は極力反射を抑えた構成になっており、小バスの数釣りができる池でカラーによる釣果や反応の差を黒金とホートンとで比較した際にブリームだけが最後の最後、食わなくなってもいつまでもまとまった数で追いかけてくるのを見て「反射の排除」を更に進めてみようとなったわけです。

 

エラとドットがシルバーではありますが、それよりも目立つ蛍光色は一切使わず、隠す・見せるの切り替えができそうなスカンクをモチーフにしました。 

 

実際のところ、黒という色は水中で輪郭を際立たせてしまうので、思いのほか目立つ色ではありますが、障害物に引っかけたりしてクランクが動きを止めたときと再スタート時の見え方や目立ち方を狙ったかんじです。 

 

使う際にはコース等に気を遣うタイプかもしれませんが、黒いワームが良く釣れるんだからこれも問題ないでしょうぐらいに考えて春からのテストを待つことにしたいと思います(笑)

 

●ライムタイガー

これはかなり前にも書きましたが、ミノー・ジャークベイトで時にリアルカラーを寄せ付けない釣果を出す隠れ必殺カラーで昔から自作のミノーには必ず塗っていたものをアレンジしたものです。

 

水中での視認性が良いわりに、悪目立ちすることなく程よく水に馴染むある種のナチュラルカラーです。 

 

FL62のシェイプを変えたら動きにどう影響するかの実験をした際にこれを塗ったものがありましたが、動きがワイドになりカラーのテストができるほど釣れなかったので今回塗ってみました。

 

琵琶湖では某メーカーの、緑がかったチャートに白を組み合わせたスカートを装着したスピナーベイトがよく釣れるということなので、いずれCATHERINEシリーズに塗ってテストをしたいところです。 

 

これで今回の試作カラーはすべてですが、いつもと違うことをするというのは刺激になります。

 

それでは皆さん良い釣りを(o^-')b

 

 

I工房

野池から琵琶湖、トーナメントで使える高性能なクランクベイトを目指して作っています。 ここでいつでも在庫を見られるようにと思い、HPを作りました。 バルサ製のハンドメイドクランクというと敷居が高く感じるかもしれませんが、ぜひ一度試していただきたいと思います。

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