自分用のクランクの続き

珍しく日を開けずに記事を書いています。

前記事の続きで、手持ちの数が少なかったモデルの増強の為もあり、過去作の中から派生させたカラーや試作カラーを施した、というお話です。

 

最初に、これはかなり以前に『クランクを入れられないところを放置したくない』という理由からラバージグやテキサスも使っていたころの経験を元にしたカラーです。

 

◆SB50 (ピンクスプラッター(仮))


 

もう10年近く前になるでしょうか。ひとしきりクランクやスピナーベイトを使って『もうトリプルフックだとムリな所しか残っていない』状態の池で、ウィードのポケットやマットの下、高密度のウッドカバーなどをラバージグやテキサスで徹底的に釣る、ということをしていたのですが、このとき頻繁に使っていたテキサス用のワームのカラーで不思議な釣れ方をするものがありました。

 

本体は単一のクリア系カラーで細かいラメを散らせてあるものでしたが、あまりフィールドコンディションによる差が感じられない、嫌がられることが無いに等しいという、ハードルアーをメインに使う自分にとってはその『差の無さ』がとても不思議でなりませんでした。

 

同時にそのワームのメーカーのクランクの中に同系で少し濃い色のものがあり、そのカラーのクランクも他のカラーの調子が今ひとつな時に釣れるというもので、ワームとはそもそもの違いはありますが、ハードルアーで色のトーンが強いのでそういった釣果の傾向があるのではないか、という印象でした。

 

未だにそれらのカラーが釣れる理由が判然としませんが、同系色でもトーン(主に濃さ)の違いで性質が大きく変わることだけは後年の実験で経験しました。

 

それを今回、全体的な印象のみ追求したカラーとして、予備ブランクスのSB50に塗ってみました。

 

ベースのホワイト以外はスポットまで全部赤系統、しかしキツさが無いように、アピール要素をできるだけ排除して(でもラメは振ってある)全体の印象を『柔らかそうなエサ』に近づけたものです。

 

これも長い間塗ってみたかったカラーでしたが、やっと実験できます。

 

実はもっと反射要素が無い方が良いんじゃないか、とか、ベースのホワイトはアイボリーのような黄色味のあるもので他の色との境界線があやふやになるぐらいでいいんじゃか、と思うところもありますが、まずこれでやってみて、その後方向を決定したいと考えています。

 

次に

◆CATHERINE75HT-DR (黒金#2 スプラッター)

これは数年前に琵琶湖で同モデルの黒金#2を使用していた時に、どれだけ小さく見積もっても軽く自己記録オーバーのバスに(バイトが明らかにバスが吸い込むそれ)ラインを切られたので2号機を製作、その2号機も私の調子が良くない時に破損させてしまったので3号機を、と追加したものです。

 

塗装の際、他のブランクスたちが次々に新しいカラーになっていくので、ならこれは色の面積比の実験用にしてしまおうか、とショルダーにクリアオレンジを追加、背中の黒を透けてるような透けてないようなところでスパッタに切り替え、面積を若干増やしたものにしてみました。

 

元々の黒金#1、#2は私にとっても必要なカラーで自信をもってお勧めもできるカラーですが、それだけに『これをベースにもう少し』というのがなかなかできないカラーでもあります。

しかし、基本的にどこでもよく釣れるカラーがベースならその効果や変化の差はよりはっきりと細かく分かるとも考えられるので、これはこれで様子を見てみようかと。

 

ならこれこそSB50みたいな小さめのモデルや、HP502みたいなレギュラーサイズの方が良かったんじゃ?

という自問があったことには触れないでおきます(笑)

 

それでは皆さん良い釣りを(o^-')b  

 


 


 



I工房

野池から琵琶湖、トーナメントで使える高性能なクランクベイトを目指して作っています。 ここでいつでも在庫を見られるようにと思い、HPを作りました。 バルサ製のハンドメイドクランクというと敷居が高く感じるかもしれませんが、ぜひ一度試していただきたいと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000