5月上旬から中旬までの釣行

最近、テストに行っても実釣時間が短いのですぐに記事を書いていませんでしたが、5月に入ってから今日(14日)までに2回、早朝から午前中だけですが行ってきたのでそれについて書きたいと思います。

 

釣行日は10日と14日ですので、上旬といってもわりと最近の話です。

 

両日とも試作品のテストではなく、プリスポーン期にほとんど行けなかったので1つの池で産卵行動の進行状況を把握して他の場所へ行った際の基準にするのと、何か新しい発見でもあればというのがお題といえばお題です。

 

今年はほぼ同じ池だけで釣っていますが、昨年とは傾向ががらっと変わっているようで、ミドスト的なホバリングよりもハイパワークランクのスローリトリーブの方が効果的なようです。

 

また、釣れる数も昨年の同時期にくらべてかなり減っており、ボートから見てもギルは見かけても小バスが居ないといった具合です。

 

前回も今回も水の色は普段のクリアな状態からやや白っぽいかんじに濁っており、クランクのカラー選択が自分にとっては得意でないものになっています。

 

水位は前回が満水からマイナス15㎝、今回がマイナス30㎝で、年々深くなるオーバーハングや台風の影響で一気に増えたレイダウンに対してアプローチはしやすくなっています。

 

しかし、見た目に良いところが多すぎて、最初から『ここ』というところを絞って時間の配分を決めておかないと中規模野池なのに1周に丸一日を費やしてしまいそうになります。

 

こんな池なので正直なところ、テキサスとジャバロン160とハイパワースピナーベイトがあればそっちの方が間違いなく釣れると思います(笑)

 

流すところと時間を掛けるところの違いはカバーの有無よりもボトムの形状を基準にして、クランクの選択基準はウッドカバー対応モデルで定点に近いデッドスローで使えるものとハイパワーで引っ張れるものの2種類。

 

カラーは『春は赤』というのは置いておいて水の中で釣れそうに見えるもの(この辺はカンです)、馴染みつつ適度に目立つかんじのものです。

 

これは10日に釣った46㎝、この日は4時間かけてこれ1匹で普段ほとんど触れないシャローエリアで、ウィードフラットのトップを撫でるように刺さらないようにといったイメージで釣ったものです。

 

体形的にエサを食っていないこともなさそうですが、この個体は口が酷く変形しており、自分のリズムやタイム感が他のアングラーよりも弱い個体や食えずに痩せた個体を狙いすましたように釣ってしまうという変な特徴を思い出しました。

 

ここ数年は影を潜めておりましたが、琵琶湖に通い詰めていた際に、みんな太くて立派なバスを釣って来るのに自分はなんでこんなに細いバスばっかり釣ってしまうのかと悩みもしましたが、なんらかのネガティブな理由からハードルアーをなかなか追おうとしない個体を釣っているんだから悪いことじゃないんだと無理やり自分を納得させることにしたものです(笑)

 

 


そして4日を経過した今回は更に進行してあちこちにフライが浮いており、スタートして5分で『あ、これは(クランクだけでは)アカンかもしれん(笑)』という印象でした。

↑拡大するとフライがいっぱい見えます。


 

ただ、それなりに広い池なのでコンディションはそれこそバラバラ、運がよければネストに入る前の個体やフィーディングでシャローに出てきた少し回復した個体を釣れるかも、という目算でディープに隣接するような地形はほぼスルーして、シャローフラットの移動ルートになりそうなスポットを奥に向かって繋いでいくようなイメージで進んでいきました。

 

あるワンドの最奥部まで進んだところで良型のバスがこちらに出てくるのを発見したのですが、向こうからもこちらが丸見えな位置関係だったので、バスに『あっ!!』みたいな顔をされ、近くのカバーに入ろうとしたのでHP60 (レッドタイガー)をバスとカバーの間に入れてハンドル4回転、

かなり黒くなっている46.5㎝、狭いボートの中で大暴れでした。

 

このとき注意したのが音とリトリーブのリズムです。

 

着水はほぼ無音で落とし、巻き始めにラインが水切り音を立てないように丁寧かつハイスピードでスラックを処理、リトリーブスピードはHP60のアクションの質がユラユラとゴリゴリを不規則に行ったり来たりするあたりを使ってすれ違いざまのリアクションを狙いました。

 

食ってくれたのはもう運が良かっただけだと思いますが、瞬間的に今の自分が出来ることが出せたかんじで嬉しい1匹です。

 

 

冒頭に小バスの姿を見ないと書きましたが、これは私が釣りに行く場所がそういうタイミングだったということなのだろうと、10日の帰宅時に道中に点在する池も見て回ったところ、動いてるところでは見えるところを元気に動いているというかんじでした。

 

この春は赤いクランクをメインに使っていることもあって、HP60の写真ばかりで少々変化が欲しいと思うようになったので、次回以降は手を変えていこうと思います(笑)

 

ただ、ハイパワークランクというものがルアーの強さを落としていく前に一度入れてみると、思いもよらない結果を出すものだということが伝わればと思います。

 

それでは皆さん良い釣りを(o^-')b

I工房

野池から琵琶湖、トーナメントで使える高性能なクランクベイトを目指して作っています。 ここでいつでも在庫を見られるようにと思い、HPを作りました。 バルサ製のハンドメイドクランクというと敷居が高く感じるかもしれませんが、ぜひ一度試していただきたいと思います。

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