8月10日 お題はSW70の再テスト

急ぎの仕事がありましたが、これも気になっていた、というか不信感を持ってしまいそうな状態でしたのでSW70の再テストに行ってきました。

 

ごく短期間にかなり濃いテストをしているこのダブルスイッシャー、今までテストしたフィールドのコンディションが非常に良かったこともあるとは思いますが、バイトの数は小型のワームでも使っているのかというほどでした。

 

しかし、まだ良型を釣っていなかったので、小バスいじめに終始するタイプになっているんじゃないだろうか、という不信感が出てきました。

 

そこで『知っているフィールドで良型を狙い撃ちができるか?』のテストです。

 

まずは先月の連休中、愛知から来ていただいた山下さんと行った池に行ってみました。

 

ここは知っている、とは言い難いのですが、あれからどうなったかが知りたかったので短時間ですが朝イチによってみようかと。

 

まだ薄暗い中、駐車スペースにクルマを停めて池を見に・・・あれ?水がほとんどないんですが?

 

たしか最深部で4mほどだったはずですが、3mも減水して池のサイズが半分以下になってます。

 

これはやり難そうだと思いましたが、とりあえず次の池を考える時間も欲しいのでそのまま釣ってみることにしました。

 

もう、全体的にベタベタのシャローフラットになっており、ど真ん中でも1.2mしか潜らないFL62がボトムをガリガリ擦ります(笑)

 

そこらじゅうでボイルしてはいますが、本物のベイト以外見向きもしない状態で、前回1キャスト3バイトとかだったSW70にもほとんど反応なし(笑)

 

おまけにそのボイルに『バフッ!』とかいう音が半分ほど混じっている始末。

 

これはルアー壊される前に移動しないとイカンなーと思いましたが、それとは逆に意地でも釣ってやるという変なスイッチが入ってしまい、スタートして30分後にはライギョが食いにくいスピードで巻けてボトムを擦らないクランクでやってしまえとHatchetに切り替えてました(笑)

 

カラーは前回良型を釣ったスプラッターバックです。


 

この池、落ち葉から出たタンニンのおかげで水が紅茶のような色なのですが、なぜかスプラッターバックの反応がやたらに良かったので、今回もそれでやってみようと考えました。

 

比較の為、他のカラーとローテーションしながら投げていると、スプラッターバックでまず小バスをキャッチ。

 

そこからはスプラッターバックのみに絞り、1時間ほど投げ続けましたが小バスのついばむ様なバイトが続いていました。 

 

日が昇り始め、ヒシモの下にも光が斜めに差し込み始めたので、光の入らない側だけを狙っているとようやく来ました。

 

41㎝、なんとか格好の付くサイズが出てくれました。

 

もう、ここにこれ以上いる理由は無くなったので移動です(笑)

 

おまけに周りでずっと『バフバフ』言ってるので、いつルアーを破壊されるかわかりません。

 

ということで、第一実験場に行きましたが、先行者が今まさにボートを上げ始めたところで、このまま待っている気分にもなれないので更に移動。

 

かなり走りましたが、此処ならという期待は見事に裏切られ、ミスバイトが数回のみ。

 

もう、自宅の近所にしとこうかと戻る道中、無意識に第一実験場にハンドルを切っていました。

 

よく考えたら今回のお題に一番合っているのはあの池だし、ルアーの実力を見るなら先行者のプレッシャーなんかもウェルカムです。

 

さて、ここからが本番と、ボートに乗り込みまずは外周をチェック。

 

時間が経ったとはいえ、1艇に2人で規模の小さい池を何周か回ったはずなので、岸際の反応はほとんどありません・・・と思ったら小バスやブルーギルはちょっとびっくりするぐらい突いてきます。

 

で、釣れたのがこのサイズ。

 

25㎝ぐらいですが、これまではよくハリに掛かったナというサイズばかりでしたので、ちょっと嬉しいです(笑)

 

外周を回りきって、水深2.5~3.5mエリアのヒシモやキンギョモのポケット撃ちを始めます。

 

過去10年の傾向なんかがしっかり頭に入っている場所なので、有望なスポットを虱潰しにしていきます。

 

ヒシモの下にキンギョモが生えているエリアのポケットで出てきました。

 

ほとんど疑い無しに食いに来ましたが、口の先で咥えているだけだったようでフッキングと同時に抜けました。


次の瞬間、バスの動きが変わって猛然とSW70に飛び掛かってきました。

 

なら、食われてなるものかというかんじで高速テーブルターンでバスから離しにかかると、一度ミスバイトをしたあと、勢いよく水面を割ってくれました。 

 

43㎝、ここまでアグレッシブな追い食いはなかなか見られないなあ、とホクホクしてました(笑)

 

これまでの小バスやギルの反応を考えても、SW70はかなり弱く見えたり、食いやすそうなかんじなんだと思います。

 

少し移動してポケット撃ちをしていると、はるか後方でそうとうな大きさであろうバスのボイルが。

 

『今のすごかったなぁ』とそちらに目を向けていると、今度は浮かせっぱなしにしてあったSW70の方からボイル音(笑)

 

これは38㎝。

 

SW70のペラは馴らしが必要ですが、アタリがでるとラインを張っただけで結構な勢いで回るようになります。

 

このバスはラインが風で引っ張られてペラが回ってる所を食ってきたのではないかと。

 

ならば、この手で少しやってみるかとラインを結びなおして次の1投で。

 

これも43㎝、時合いなんでしょうか?

 

空が薄っすら曇ってきたので、気圧が変化してバスが浮いたのかも、とこれまで触ってなかった3m以深のポケットや小さなパッチもチェックです。

 

丁度、パッチの下に大きな木が沈んでるポイント(毎年初釣りでお世話になってます)で、先ほどと同じ方法で。

 

42㎝でした。 

最初の43㎝からここまで20分ぐらいです。

 

正直、ここまで一気に片付くとは思いませんでした。

 

先ほども書きましたが、SW70ってかなり『チョロい子』に見えてるんじゃないでしょうか。

 

せっかくなのでFL62LCも釣っておくかと1匹だけ

黒金#2で小バスキャッチ。

 

さて、ここから先どうしようかと思っていたら風が強くなり、空が暗くなってきました。

 

『ああ、涼しいなあ』と自然の恩恵に浸りながら投げていましたが、我に返って空を見上げてみると、『あと30分で土砂降り』みたいな雲で覆われていました。

 

そりゃ涼しいわけです(笑)

 

大急ぎで撤収です。

 

帰りの道中、あるトンネルを抜けたら案の定土砂降りです。

 

あと20分遅かったら直撃でした。

 

さて、いいかんじでお題を達成できたのでひと安心です。

 

急ぎの仕事を片付けたらSW70の量産にかかるとしましょうか。

 

それでは皆さん良い釣りを(b^-゜) 



 

I工房

野池から琵琶湖、トーナメントで使える高性能なクランクベイトを目指して作っています。 ここでいつでも在庫を見られるようにと思い、HPを作りました。 バルサ製のハンドメイドクランクというと敷居が高く感じるかもしれませんが、ぜひ一度試していただきたいと思います。

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