5月3日の釣行記・似非ガイドI 工房(笑)

もうゴールデンウイークも終わりますが、3日と5日にファンフィッシングとテストに行ってきました。

 

まず3日から。

 

この日は愛知県からはるばる来られたヤマシタさんとです。

 

この方は私が春と秋に参加している長良川53Pick UpやJFLCC、アングラーズマーケットでお世話になっている方で、当工房のお客様でもあります。

 

初めてお会いした時から妙にウマが合うというか、会うたびによく話をする間柄で、普通の人が見たらキツイだろうなという内容(かなり真面目な話です)までいつも間にか普通にしているようになっていました。

 

さて、そんなヤマシタさんですが、多忙なこともあって2年ほどバスに触っていないとか。

 

『全部まかせます』と言われるので、一応希望のフィールドタイプや釣り方などを聞きつつ、絶対に必要になるであろうタックルやルアーを説明。

 

念のため、ポストスポーンとアフターが混在しているので非常に難しいだろうということと、更に天気予報で前日から当日の朝まで雨で、バスが更に動かなくなる可能性が高いということを伝えたうえで『記録モノのサイズはともかく絶対釣ってもらえるようにします』と宣言(笑)

 

初めての同行、初めての場所であり、私に対しての妙な(失礼(笑))信頼感もあるので、楽しみにされているのを落胆させるわけにはいかないと、普段のテストよりも超真剣。

 

いつもの実験場で止み始めた雨の中スタートです。

 

GWということでどれだけ人が来るか想像できないので、とにかく良い時間に良い場所に入れるように調整しつつ、ハードルアーとワームを織り交ぜて流していきます。

 

ワームは使わないんじゃなかったのかって?

 

私はクランクだけです(笑) この日ばかりはスピナーベイトぐらい持って行くつもりでしたが結局忘れていきました(笑)

 

雨は止みましたが強烈に曇ったままで、水温の上昇は望めないのですが、プリスポーン期に有効だったクランクによるミドスト的ホバリングで時期を外すとどうなるか?という実験をしつつ流していきました。

 

その途中でなぜかペアリングしているつがいや単体で動いている小バス、ギルが集まっているエリアを発見、ここで釣れなかったらもうこの池で望みはないな、ということでヤマシタさんがノーシンカーのスティックベイトを投げる様子を見ていましたが、連日のプレッシャーからか単体でいる小バスなんかはルアーが飛んでいる最中に逃げる始末。

 

最後のチェック的な意味で試作品SB63MRを投げさせてもらったところ

41.5㎝ 久々にリトリーブで釣りましたが、なんでヤマシタさんじゃなくてこっちに来るんだと(笑)

 

おそらくこの池のハードルアーの使用難易度によるもので、ワームやジグはどれほどのヘビーカバーでもバスが見慣れているところに起因していると思われます。

 

かといってウィードの薄いこの時期ではハードルアーはスモールミノーからビッグベイトまで毎日投げられてますので楽に釣れるわけではありません。

 

岸際には真冬でも千切れウィードが漂着して、一番狙いたいスポットである『奥の奥』を狙えない場所がほとんどで、オーバーハングや枝が多いままのレイダウンがそこら中にあるので、基本的にテキサスがなかったらほとんど釣りにならないよ、という池です。

 

釣り始めてしばらくして、『ここは・・・めちゃくちゃキャストテクニックを要求されるなあ・・・』、『ホントにテキサスなかったらなんもできんね』というヤマシタさんの言葉で私も再認識しましたが、確かにそうです(笑)

 

2周目の途中、他のボートのプレッシャー抜く時間調整のついでにどシャローエリアで当工房のカバークランクを使ってもらって感想や意見をいただこうと、Hatchet、HP501、HP502、試作品HP502MRを投げていただきました。

 

すでにSB50(これも回避能力は上々です)をお持ちなのですが、同じサイズのHatchetを崩れる寸前まで腐った立木(柔らかいので躱しにくい)や極端にサイズの違うレイダウン、形状的に抜けにくいウッドカバーに通してもらったところ、『意地になって引っ掛けようと思っても引っかからん(笑)』『一日こうやって遊んでられるわ(笑)』と(笑)

 

それと同時に、『SB50とはまた違う抜け方をするんやね。木に張り付いたまま抜けてくる。』と鋭い感想も。

 

HPシリーズでは、『これも引っかかる気がせん(笑)』というのと大事な一言をいただきました。

 

『どれも抜けた瞬間から動いてる』と。

 

私はカバークランクはそういうものだと思っていましたが、『そうでもない。例えば〇〇ってクランクは抜けてからの空走距離っていうの?50㎝からひどい時には1mぐらい動いていないときがある。ところが今使ったクランクはどれも抜けた瞬間にはもう動き出しているからびっくりした。』と。

 

過去に使われたクランクの個体差なんかもあるでしょうし、カバーに特化したハンドメイドクランクならそうではないかもしれませんが、嬉しかったのと同時に非常に「見ている」方なんだと思いました。

 

こういう機会はめったにないから嬉しいね、と言って頂きましたが、私の方こそ他のビルダーさんのクランクどころか有名どころのクランクさえ使わないのでそういった知識が無く、現場で悪魔に魂を売ったような人以外からの意見を頂く機会というのは実にありがたいのです。

 

さて、ポイントを休めて再スタートしようとしたら、『もっとコレやっててもいいよ(笑)』と(笑)

 

いやいや、釣ってもらわないと、と良さそうなエリアのみを絞っていくことに。

 

そうし始めてすぐに

 

私の試作品SB63MRに80㎝近い雷魚が凄い勢いで食ってきました。

 

『げ・・・ネットに収まらんやん』

 

無理やり掬ってみたものの、暴れまくるので手が出せずにいると、ヤマシタさんの頭上を越えてオートリリース。

 

大事な試作品に穴も開いてないのでひと安心。

 

いや、安心してる場合じゃなくて釣ってもらわないと、と一通り回った後に池を移動です。

 

ヒシモがマットを形成しはじめた第一実験場です。

 

もうここしか思いつかん、という状態ですが、マットができているならいけるだろうと、丁寧に探りを入れていくと

 

ヒシモのエリアでヤマシタさんに待望の41.5㎝です。

 

2人で大喜びです(笑)

 

なにせ2年ぶりのバス、それも隣県まで遠征して初場所です。

 

『2年ぶりのバスの匂いだ。最高。』と感慨に耽るヤマシタさん。

 

まだ時間はありますからね、と次の1匹を目指して移動すると今度は39㎝(写真なし)をキャッチ。

 

この難しい時期によくぞというかんじです。

 

私のホームであっても前日から雨で水温が下がっており、通常なら低気圧を喜ぶところですが条件は悪い方に傾いている状態でしたので、本当に安心しました。

 

釣り終えてからも遅くまでいろいろと話し、丸一日とても楽しい時間になりました。

 

それは自分も同じだとヤマシタさんから聞いて、人に喜んでもらえる一日を作れたんだなと。

 

お仕事が多忙でなかなか釣りにも行けないと思いますが、また機会がありましたらご一緒したいと思います。 

 

ヤマシタさん、ありがとうございました。

 

それでは皆さん良い釣りを(o^-')b

 

 

 

 

 

 


I工房

野池から琵琶湖、トーナメントで使える高性能なクランクベイトを目指して作っています。 ここでいつでも在庫を見られるようにと思い、HPを作りました。 バルサ製のハンドメイドクランクというと敷居が高く感じるかもしれませんが、ぜひ一度試していただきたいと思います。

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