白黒

作業部屋の窓の向こうが明るくなり、風もなく実に穏やかです。

 

こんな日は一日かけてテストに集中したいものです。

 

 

 

この半年ほどアメリカンなカラーに傾倒しているかんじで、日本では本当にごく一部のマニアにしか受け入れられないようなカラーを連発していますが、どれもロングセラーであったり、広大なアメリカの地域別スタンダードのようなカラーをアレンジしたものになっています。

 

◆試作品HP502MR#2  Splatter back

最近のストライクキング等のクランクでよく見るカラーですね。

 

マッディウォーター用としてホロラメを振ってあるものが多いようですが、まずは素のままで様子見です。

 

このモデルの場合、カラーよりも本体の機能がきちんとできてるかを気にすべきなので、早いところ試投だけでもしておきたいところです。

 

 

 

◆FL62   Skunk splatter

これはバグリーのイメージが強いカラーですが、背中を一直線に吹くよりもこういったかんじの方が自分としてはやる気が出る、投げようと思うというもので、白と黒の強烈なコントラストを若干スポイルしているのを無視しています。 

 

野池でスイムチェックをしてみたところ、これで性質がマイルドになるかというとそれほどでもなさそうなので、マッディウォーターや活性は高いのにやたらとセレクティブな時に投入するカラーとして申し分なさそうです。

 

この、活性が高いのにセレクティブなコンディションというのがなかなか厄介で、本来ならハードルアーよりもソフトベイトの方が勝負が早いのだと思いますが、年に数回遭遇するたびに意地になってモデルやカラーでどうにかできないかと試しております。

 

現時点では、中途半端なサイズのクランクよりも大きいものであったり、出力の大きいもの、普段はほとんど役に立たない刺激の強烈なカラーを使うことで数は出せないがサイズはどうにかできる、という段階で、これでダメなら素直にジグやワームを使いましょう、というかんじです。

 

カラーについての判断基準ですが、着水またはバスが発見してからバイトまでの時間が短く(ダッシュで食いに来る等)、この時ほとんど躊躇がない食い方(周りを見ずに一直線に食ってくる)をするものが該当すると思われます(あくまで私感ですが)。

 

逆によくあるコンディションではほかのカラーに圧倒的な差をつけられ、「これホントに大丈夫なんか?」と思わせるようなカラーですので、零細ハンドメイドでは在庫を作るなどもっての外というもので、直接オーダー以外に出ていくことはまずありません(笑)

 

黒ベースというのはここまで激しくありませんが、困った時に忘れずにローテーションに入れることでスピードやルアーの強さをどこまで落とすのかを正確に判断する材料に出来ると思います。

 

こういったことは信頼できる同じモデルでカラーローテーションすると非常に良く分かりますが、体に入ってくるのは年単位の時間が必要なのでなかなか難しいと思います。

 

しかし、なんとなくでも分かるようになったころにはクランクをそれこそ生き物のように扱えるようになっているはずなので挑戦する価値はあるでしょう。

 

それでは皆さん良い釣りを(o^-')b


I工房

野池から琵琶湖、トーナメントで使える高性能なクランクベイトを目指して作っています。 ここでいつでも在庫を見られるようにと思い、HPを作りました。 バルサ製のハンドメイドクランクというと敷居が高く感じるかもしれませんが、ぜひ一度試していただきたいと思います。

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