増殖する試作品
ほとんど丸一か月ほど開きましたが、ここしばらく自分の為のルアーを増やしたり試作したりしておりました。
完全に自分専用のものから販売用モデルの試作まで様々です。
バイブレーションを試作、テストを始めたあたりからほとんどそれを使っていますが、通常のリップ付きのクランクの試作もしています。
中にはシャッドライクなダイビングミノーも。
◆試作シャッド70㎜・64㎜
70㎜
64㎜
一般的なシャッドのボディ形状では軽くなりすぎてタックルがライト寄りに限定されてしまうので、ベイトフィネスではないL~Mクラス(10~12ポンドライン)で使えるように、ボディの長さと側面の面積でダートの幅の確保と発見率の向上、主にトゥイッチで任意のレンジをデッドスローでミドスト的に誘い続けたり、浮力と潜行力のバランスを取って定点シェイクも可能なもの、というところを狙っています。
リップスロットがやや立ち気味なのは前に来ようとする力に対してのブレーキとヨー方向へのレスポンス確保の為です。
それと見た目にリップスロットが浅いので、その周辺の強度が不安になるところですが、ボディを張り合わせる際にスロット周辺に多数の小さな穴を開け、低粘度瞬間接着剤を注入して補強してあります。
これが狙ったところに入っていれば、プリスポーンのわずかに前の時期、具体的にはクランクで食ってくる前のバスを狙えるものになるはずです。
あるいは夏場、暑すぎて動かずクランクには全く反応しない状況でライトリグの代わりとして使えるとも考えています。
◆試作品V58(これは#2)
最初の削りきっていないずんぐりしたものから水の接触剥離をイメージしつつボディをリシェイプ、エラの部分も沈下速度を(これと#3は)上げるため、ノーズから最大幅になるあたりまでが水を切れるようにしました。
エラについてはボディの丸みと対になるよう、デザイン的なところも含めてあります。
今回、ボディにはパターンを刻まないままアルミテープを貼ってみました。
昔さんざんお世話になったバグリーのクロームテネシーシャッドのオマージュ的なものをと考えています。
◆試作品HP60HT
写真はノンラトルのHP60ですが、見た目は全く同じでラトルインモデルも試作しています。
これはプリスポーン期のシャローエリアで良い仕事をしてくれる高出力カバークランクですが、これにラトル入りがあればと思うシチュエーションが多々あり、内部の穴あけを済ませた状態で数年間置いてあったものをようやく形にするべく現在下地コーティング中です。
これらの他にも制作中の試作品FL90DRやLLC70、イメージ固め中のCATHERINEシリーズ2種類等々、かなりのボリュームになっています。
が、これこそ自分にとっては健全な状態なのだろうと思います。
ただ、気負うところは無いので『使える道具』としての純度をもっと上げることに今まで以上に注力できると思います。
それでは皆さん良い釣りを(o^-')b
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