9月1日 試作品V58で短時間のテスト釣行
台風9号の影響で私の住む三重県も雨が降り始めました。
この後すぐに10号が控えているとのことですが、またコースがいつもと違う様なので、中部地方以西はともかく関東以北は水不足になったりしないかと思う今日この頃。
大きな被害が出ない方が良いに決まっていますが、水の確保は重大事なので、そこそこは降ってもらいたいものです。
さて、ここ最近のテスト釣行のメインになっている試作品LLC70とV58ですが、自分用に作っているものなので、本来ここに書き込まなくてもよいのですが、覚書のつもりで書いておこうと思います。
◆試作品V58 左から#1~#3
最低限のコーティングで使っているのでボコボコになってきています(笑)
V58に要求するのは何らかのアクションを伴った上でLLC70よりも速いフォールスピード、一段下の泳層、リトリーブ時・着底時にやや前傾の姿勢、アクションの種類はロールでもウォブルのどちらでも可、それとできることならウィードをある程度躱せること、でした。
最後の対ウィード性能ですが、LLC70がこれとは反対にウッドカバーに強くウィードには掛かりやすいので、冬でもウィードが残るようなところでも使えるように、V58には対ウィード性能を、としました。(そのためのやや前傾姿勢)
上の写真の3タイプですが、ウエイトセッティングは3つとも同じでボディシェイプだけを変えてあります。
#1は水を引っかけやすく、タイトな動きになるように、というのと、ここからどこを削るかを見るために全体的に丸みのないシェイプにしてあります。
#2はフロントパートは#1と同じですが、アクションをやや大きくするために胴体部は丸みをつけてあります。
#3は胴体部をさらに丸く、バック・ベリーも絞り、バックの面積が減るので、エラから鼻先にはエッジのあるカットをいくつか入れて水を切りやすくし、アクションが弱くぼやけたりしないようにしてあります。
アクションはハイピッチタイトウォブルで共通していますが、やはり丸みのあるボディの方が振り幅は少し大きくなります。
形としてはやはり#3がカッコよく、私もこれでいきたいなと思うのですが、アクションは3つとも欲しい(と言うより必要)ので『3種類作らんといかんのか』というところです。
それとラインアイの位置が後ろ気味にしてあるので、高感度のロッドとフロロラインの組み合わせでもウォブルを感知できない低速域でもしっかり動きます。
これはメリットとデメリットの両方の元になっていますが、ラインアイの位置を変えたものを別に作ることにします。
このメリット、デメリットですが『浮上しやすい』というものです。
フォール中にラインにテンションを加えるとすぐに上昇軌道に変わります。
このおかげでデッドスローでもきちんと動き、ウッドカバー若しくはウィードに対して強い性質になっています。
その反面、少しスピードを上げるとすぐに浮上してしまうので、深いレンジで使う際には少々気を使います。
今わかっているのはこれぐらいです。
さて、すでに昨日のことになりましたが、LLC70とV58のテスト釣行です。
移動に時間をとられて、実質釣っていたのは2時間ほどでしたが、リザーバー的な要素とウィード野池的な要素の両方を持った池に行ってきました。
スタート前にV58#3を岸から投げて対ウィード性能をチェックして、朝5時30分、日の出の時間にスタートです。
今回、使うルアーはLLC70とV58の2種類のみです。
浅い場所、ウッドカバーにはLLC70、深い場所、ウィードエリアにはV58です。
シャローのウッドカバー横、フォールから巻き始めの軌道変化に食ってきた30クラス
同じ方法で20㎝ほどの小バスを追加してウィードエリアへ
V58に変更してこのサイズから30㎝ほどのバスを6匹
池の奥のインレットでいかにも居そうなスポットでV58をズル引いていると、その奥でバスが動く波紋が。
で、バスはルアーの横を素通りして深い方へ(笑)
これはどうしようもないな、と苦笑いしながら残りのポイントを消化しましたが、この時点で残り時間40分ほどに。
さっきのバスがインレットに戻っているか、若しくはその付近に居るかと思ってインレットに移動。
インレットにはいませんでしたが、この付近のウィードに入っているかもと、移動コースになりそうな辺りのウィードの切れ目にV58を通していると、ピックアップの少し前に後ろのウィードエッジから勢いよく飛び出してきました。
かなり痩せた40㎝ジャスト。
せっかく腹の足しになるエサだと思ったのになんかスマン。
ここまで使っていたV58はすべて#3ですが、普段良く釣れるところなので、今回あまり振るわないのはルアーの性能の所為なのか、前夜に雨が降ってクリアーな水が濁っていたためか、残りの10分ほどでスピードチェック(できるのか?)。
V58#2に変更してウロウロしている姿を確認できたエリアに急いで移動。
釣れましたが、これを判断材料にしていいのかと(笑)
ここで丁度タイムアップです。
今回は数は出ませんでしたが、試作品の性質がかなり分かったので今後に繋がる釣行になりました。
それでは皆さん良い釣りを(o^-')b
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