4月18日 3年ぶりの渓流

近頃は釣りに関することがことごとく『久々』になってしまっている I工房です。
 
渓流に関しても久々すぎて道具類の準備を一から思い出しながらでないとできないぐらいになっておりました。

 

毎年、アマゴが解禁になるたびに悶々としていましたが、ようやっと行ける機会ができましたので、ここぞとばかりにすっ飛んで行きました。

 

今回はずいぶん悩みましたが。第二のホームとなった川、その最初に一度だけ入った筋です。

 

流域面積が広く、どの筋も水の透明度が非常に高く、最下流域でもジンクリアという今時の日本ではほとんど見られないんじゃないかという川です。

 

日に何度かは瀬を切る際に水深を読み違えてコケそうになるぐらいに綺麗です。

 

今回は単独ですが、熊が出たりもするので複数で行動、熊鈴や唐辛子スプレーなどの装備もきちんとしましょう。

 

夜明けとともに支度を整え、いざ入渓・・・のはずですが、ウエストバッグを忘れてきてしまい、飲み物はともかく、食糧をクルマに置いていく羽目に(笑)

持って行こうと思えば持っていけますが、2キロほどの区間なので『まあ、ええか』と。

それよりも釣ったアマゴを持って帰れなくなった(塩焼きの予定でした)ことの方がショックで、しばし固まっておりました。

 

当日の天気予報ではこの地方は昼までは晴れ確定のはずでしたが、見事にはずれて曇天も曇天、『これは降り出したらすぐに林道側の岸に移動しないとナ』と、勾配のキツイ川面と空を交互に眺め、『久々に来たのにボウズで帰るとか許されん。早いとこ1匹釣ろう』と気合を入れなおしたものでした。

 

ところがどっこい、数日前まで連日大雨、降りすぎて(他の地域だったら台風レベル)川の様相が変わった形跡が散見され、水位はまだ平水プラス5㎝ほどあるのに水の色はとっくにジンクリアという状態(笑)

 

これ、もうお腹いっぱいなんじゃないか?とまあ全然出てこないアマゴを思いながら笑うしかないのでした。

 

これで光量が増えても出て来なかったら私ごときではアウトです(笑)

 

もう、ミノーを追いかけてくる姿をはっきり見るまでは良いスポットだけを摘まんでいくしか無いわ、と。

 

しばらくして日の出になり、心配していたアマゴがようやく出てきてくれるようになりました。

 

が、いつもの黒銀赤腹ではミスバイトまで。

 

こういう時の為に蛍光色主体のミノーも作っておけばよかったナと思いながら黒金に変更。

 

 

ヒレや鼻先が綺麗なので、天然か野良だと思いますが、とにかく超久々のアマゴです。

いや、もう嬉しいのなんのって、リールを巻きながら手に伝わる感触を刻み付けるように感じ入っておりました。

 

サイズは22㎝ほどでしょうか。

とにかく嬉しかったです(笑)

 

ミノーはこれです。

49㎜のシンキングミノー、よく飛び、よく弾けてくれます。

 

これでボウズは無くなった、やれひと安心、と思ったのもつかの間、いよいよ雨が当たりだしました。

 

いくらなんでも早すぎるやろーと、空に向かって悪態をついたところでカラッと晴れるわけもなく、予定している区間だけはやり切りたいので再び遡上開始。

 

しかし、ここで出なかったらおかしいと思えるポイント(基本的にそういう景色が連続してますが(笑))でもほぼ出て来ず、過去に朝から昼まで歩き通しで2匹という貧果に終わった時のことが頭を過ったのですが、その時を思えばたまに追いかけてくるだけまだマシかと。

 

こういう時はミノーをローテーションすべきだったか?と

こんなのと、他にも2つほど先ほどの黒金と合わせて回してみました。

 

その甲斐あってか

 

黒金でもう1匹。

 


 黒銀赤腹(簡易版)で1匹。

 


今回はなぜかほとんど同じサイズばかりが食ってきます。

 

最初に追いかけてきたのは24~25㎝ぐらいだったので食わせきれなかったのが残念ですが、雨が上がったので『即時撤退』にならない限り諦めずに続けようと。

 

足元を確認しながら歩いていると、前方に気配がするので見てみると岩の上にカモシカです。

肉眼で見る方が大きくはっきり見えるのですが、とっさにカメラの調整なんかできません(笑)

 

脅かさないようになるべく離れたルートをとって通り過ぎようとしたらいつの間にかいなくなっていました。

 

そういえば渓流で釣っている最中に時々動物を見かけるのですが、私の経験で一番多いのはカモシカです。(と言っても3回ほどですが)

 

その他、イノシシ、シカ、そのシカを追っていた野犬(若しくは猟犬)です。

 

シカと犬が全力で川の上から走ってきた時にはびっくりしましたが(もう先のポイントもメチャクチャ(笑))、カモシカみたいな穏やかな動物は時々見かけるとほっこりします(笑)

 

少し嬉しくなったところですが、もうそろそろ脱渓ポイントです。 

 

おまけに空がいよいよ不味い色になってきました。

 

最後はここまで使っていなかった細身のミノーで1匹

と思ったらすぐに釣れたので、急いで林道に・・・・上がり切る寸前で本降り来ました。

 

帰りの道中の長いこと長いこと(笑)

 

おまけにもうちょっとでクルマが見えるというところで更に激しい降りに(笑)

 

何というか、タイミングが良いのか悪いのかというかんじでしたが、超久々の渓流釣行は実に楽しいものになりました。

 

次はウエストバッグを忘れまい。

 

それでは皆さん良い釣りを(o^-')b


 


 




I工房

野池から琵琶湖、トーナメントで使える高性能なクランクベイトを目指して作っています。 ここでいつでも在庫を見られるようにと思い、HPを作りました。 バルサ製のハンドメイドクランクというと敷居が高く感じるかもしれませんが、ぜひ一度試していただきたいと思います。

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